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なぜ目標は紙に書いて張ると達成しやすくなるのか【潜在意識のクセから学ぶ】

立て看板

目標は紙に書いて繰り返し見るようにすると達成しやすくなると言います。できれば毎日見ると効果的です。

なぜ目標を毎日見ると達成しやすくなるのでしょうか?潜在意識の面から考察してみます。

潜在意識は全ての答えを知っている

潜在意識は極めて優秀です。顕在意識が「〇〇しよう」と決意するとすぐに答えを探す仕事に取り掛かります。

例えばもうすぐ父の日で何かプレゼントをしたい、でもこれといったプレゼントを思いつかないとします。

このような時、「父親が喜ぶようなプレゼントを探す」と決意すると潜在意識は直ちにこの問題を解決しようと動き出します。

たまたま通った道で素敵なプレゼント候補を見つけたり、友人と話しているときにヒントをもらったりというような形で「私」に答えを教えてくれます。

偶然のように見えることも潜在意識の力です。

「父の日のプレゼントを見つける」というような比較簡単な指令であれば、それほど時間がかかからず潜在意識が答えを導き出してくれるでしょう。

潜在意識が解決してくれるのは日常の簡単な指令だけではありません。

「(お金はないけど)ハワイに1週間旅行に行く」、「司法試験に合格する」というような指令に対しても潜在意識は解決の道を誘導してくれます。

ちなみに、「ハワイに旅行に行きたい」、「司法試験に合格したい」という願望ではなく、それができるのが当たり前かのように〇〇すると決意(決定)するのが大事です。

〇〇したいという願望だと、潜在意識は〇〇したい=〇〇は実現していない状態を誘導してしまいます。

「今日の夕食はハンバーグを食べよう」というような自分が決めたことは実現できるという感覚で目標をとらえるとよいでしょう。

潜在意識は重要性を判断しない

顕在意識が〇〇しようと決意すると、それが潜在意識に指令として伝達され、潜在意識は答えを求めて活動を開始するというお話は前述しました。

潜在意識は極めて優秀で目標を設定してしまえば、ゴールまで何とかしてあなたを導いてくれます。

でも実際には達成できていない目標のほうが多いのはなぜなのでしょうか。

それは本当に達成したい重要な目標が他のたくさんの重要性の低い目標に埋もれてしまうからです。

意識していないかもしれませんが、あなたは1日に何十、何百、何千というコマンドを潜在意識に送っています。お昼ご飯はラーメンを食べよう、食べたら歯を磨こう、夜は〇〇のテレビをみようというようなことです。

「歯を磨こう」というのは決意であって目標ではないと思われるかもしれません。しかし潜在意識にとっては決意も目標も同じく指令です。

ラーメンを食べようと決意したことも司法試験に合格しようと決意したことも潜在意識にとっては同じなのです。

司法試験に合格するという目標がラーメンを食べるという目標と同列になって埋もれてしまうのです。

大事な目標が埋もれないようにするにはどうすればよいのか。それが目標を何度も確認することなのです。

目標を確認するごとに看板が高くなる

目標を立てるという行為は看板を立てるという行為であると想像してみて下さい。

立てたばかりの目標の看板は低い位置にあります。低いので目立ちません。

ところがこの看板は不思議な性質を持っています。確認するたびに看板の位置が高くなっていくのです。

看板(目標)が高い位置になればなるほと潜在意識は看板を見つけやすくなります。それだけでなく、看板が高くなると進むべき方向がわかるようになります。潜在意識は目標を達成するための道筋をあなたに示してくれるようになります。

大事な看板(重要目標)が低い位置のままだと他の看板(重要性の低い目標)に埋もれてしまって見つけ出すことができません。

これが目標を毎日確認したほうがよい理屈です。

<参考文献>
ダイナマイトモチベーション6か月プログラム