ストレスを買い物で発散させるという人は多いでしょう。買い物をするとその時はよい気分になれます。でもその後に待ち構えているのはたいてい後悔です。何でこんなものを買ってしまったんだろうという後悔。余計なお金を使っただけでなく、不要なモノが家に溢れてしまいます。
また、ストレスを食べ物で解消する人もいるでしょう。食べている時は一時期ストレスを忘れられるかもしれません。でも一夜過ぎて思うのはやはり後悔です。そして身体には余分な脂肪が残されます。
モノが増えるほどストレスは溜まる
私は収入が増えるにつれ、本当に必要なものかを深く考えずに買い物してしまう時期がありました。そしてしだいに部屋にモノが溢れるようになりました。ほとんど使わないものばかり・・・
消費することで目の前のストレスを解消していたのだと思います。
部屋がモノで溢れてごちゃごちゃしてくると、心の状態までごちゃごちゃしてきます。そしてこのごちゃごちゃした状態が続くと恒常的なストレスになってきます。
モノを買うことでストレスを解消していたのに、結果としてそれはより一層のストレスの種を作っていました。
モノが減ると心がスッキリする
コロナ渦で在宅勤務が増えたことがきっかけで初めてメルカリで不用品を売却してみました。
最初は不用品がいくらかでもお金になればよいということで始めたのですが、メルカリを始めて2週間、不用品が売れるたびに気持ちが軽くなるということに気がつきました。
これがいわゆるお掃除の魔法なのでしょう。掃除をすると運気が上がるというのがわかる気がします。
家からモノが減れば減るほど心が軽くなる感じです。
不要なものをなくすと本当に欲しいものが明確になる
私の場合はとにかく本が多すぎでした。いつか読もうと思って買ったけど読んでいない積ん読本がたくさん。
心を鬼にして、すぐには読みそうもない本を少しずつメルカリに出品していくと、手元に残しておきたい本が明確になってきました。
何度か読んだことはあるけれど、売りたくないという本がいくつか残りました。それらの本を改めて目を通してみると、得られるものがたくさんありました。
自分にとっての宝が、積ん読本によって埋もれていたんだなとわかました。
私にとっては本でしたが、誰にでも同じようなことがあるのではないでしょうか。たくさんのモノが溢れることによって、本当に大切なものが埋もれてしまうのです。
不要なものをなくすことによって、宝物は輝きを取り戻します。