ここ1年ほど意識して長男(当時9歳)を怒らないようにしたところ、劇的な変化があったので共有させていただきます。
子供がすぐにすねる・キレるなどで手を焼いてる親御さんには参考になるのではないかと思います。
長男はもともとは穏やかな性質なのですが、1年ほど前は、私の言葉に対してキレたりすねたり、弟(当時4歳)に当たったりということが増えてきていました。
その姿を見て、これは私の言動が影響を与えていると感じました。そして以前読んだ「鏡の法則」の本を思い出しました。
鏡の法則は一言で言うと「現実世界は自分の心の鏡」というものです。息子の行動は私の心の鏡に違いないと思ったのです。
鏡の法則で息子との関係がどのように変わったのか?
先に結論を言ってしまうと、怒らないようにするという心がけをしてたった1週間程度の心がけでものすごく状況が変わりました。
- 長男が弟に対して優しくなった
- 長男がのびのびとして笑顔が増えた
- 笑顔が増えた子供の姿を見て自分自身が穏やかな気持ちを感じるようになった
子どもに笑顔が増え、そのことが私自身にもよい影響を与えるようになりました。そのことでさらに子供には穏やかに接することができるようになります。好循環です。
これだけでも大きな変化なのですが、私が一番驚いた変化は、妻の子供への接し方もとても穏やかになったことです。
恐らく妻の子供に対する態度というのは、私の子供への態度が影響していたのだと思います。私が子供への接し方を変えたことで、妻本来の姿が戻ったのだと思います。
怒らないことは我慢することとは違う
怒らないようにするというのは我慢するということとは違います。怒りを我慢してその場をやり過ごしても、我慢した怒りはそのはけ口を求めていつか必ず爆発します。
私が心がけたのは、子供は子供のやりたいことがある、子ども固有の考え方があるということを忘れないように意識したことです。
親子喧嘩に限らず争いごとというのは、「相手のやっていることが自分の思い通りにならない」「自分の価値観とは違う行動を取っていることが気にくわない」ということに起因するような気がします。
自分と相手は違う人格で考え方は違って当たり前なのに、自分の価値観と違う考えや行動を取られるといらだつことはないでしょうか?身近な存在であればあるほどその傾向が強くなります。
私の場合、子供に対して部屋を散らかしっぱなしにすることに対してよく怒っていました。「部屋が片づけられた状態のほうが気持ちよく過ごせる」ということが私にとっての当たり前の価値観だったからです。
でも子供にはそのような価値観はありません。価値観にないのですから片づけるように強制してもなかなか動かないのです。
私は怒る代わりに「私は部屋がきれいに片付いている状態を望んでいるんだ。だから協力してほしい」そのようなニュアンスで伝えるように心がけました。
このことはすぐに効果を発揮しました。子供というのは強制されると動きませんが、協力を求めると積極的に動いてくれます。人にはもともとそのような性質が備わっているのだと思います。
「鏡の法則」で印象に残った言葉
一冊の本から一つのことでも気づきがあれば価値のあることだと思います。ここでは本の中から印象に残った言葉をご紹介します。
日ごろ私たちは、鏡を見ることで、「あ、髪型が崩れている」とか「今日は私、顔色が悪いな」って気づいたりしますよね。逆に鏡がないと、自分の姿に気づけないですよね。人生を鏡だと考えてください。自分の心の中を映し出す鏡です。人生という鏡のおかげで、私たちは自分の心のありように気づき、自分を変えるきっかけをつかむことができるわけです。