日記をつける目的は人によって様々ですが、私が感じるのは日記には人生を変える力があるということです。
人生の質を向上させるのにこれほど確実なツールはないのではないかと思っています。
「仕事に行き詰まっている」「お金に不安がある」「人間関係に悩みがある」でもそれを解決するのに何をしていいのかわからないという方は日記をつけることから始めてみましょう。
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日記の効果
目標を達成する力が生まれる
この記事を読んでくれている人の中には達成したい目標を定期的に設定している人も多いのではないかと思います。
私も長期・中期・短期の目標を紙に書いています。目標は紙に書くことにより効果が高いと言われています。
しかし実は目標を紙に書いても、それで終わりにしてしまうと効果はいまいちです。紙に書いた目標は何度も何度も見て身体に染み付くくらいにして初めて大きな効果を発揮します。
しかし目標を何度も見るというのはどうしても忘れがちです。壁などに張り出しておく方法もありますが、そのうち張り出した紙が空気のような存在になってしまいます。
そこでよいのが日記です。日記に目標に対してどのようなアクションをしたのかを書くようにします。
日記に目標に対するアクションを書く習慣によって、日常生活の中でも目標が意識されるようになります。意識することにより行動が変わります。
自己肯定感が強くなる
私の場合、日記の中に「自分が成長できたこと」や「人に貢献できたこと」を含めるようにしています。
小さなことでも構わないです。「お年寄りの方に電車の席を譲った」「同僚の仕事ぶりを褒めた」などです。1日振り返ってみて自分が誇れる行為を日記に書いていきます。
このように自分で自分を褒めることによって自己肯定感が高まります。自己肯定感が高まると自信につながり、他人をより許容できるようになり人間関係がよくなります。
自己肯定感を高めるのに他人の言葉は必要ないのです。
人生のターニングポイントがわかる
10年前と今の自分を比べた時、性格や思考が大きく変わったという人もいらっしゃるかと思います。一方、たいていの人は昨日と今日の自分を比べた時、違いは感じません。
毎日の連続の中で少しずつ自分が変わってきたのでしょうか?それとも自分を変える劇的なターニングポイントがあったのでしょうか?
私は後者の考え方です。人は少しずつではなく、何かの経験や体験によって一気に思考構造が変わり、自分の行動が変わり、その結果環境(仕事・収入・人間関係)までが変わると感じています。
日記をつけているとそのような自分を大きく変えたターニングポイントがわかるようになります。
ターニングポイントとなる経験を知っておいたからといって直ちに役に立つものでもないですが、自分というものの礎(いしずえ)を知っておくことは興味深いことです。
日記を続けるコツ
日記の効果を理解していてもなかなか続かないという人も多いのではないかと思います。
私も何度か挫折した経験があるのですが、次の2つを意識することによって続けられるようになりました。
毎日書かなくてよい!
こんなことを言うと日記ではないではないかとお叱りを受けそうですが、毎日ではなくてよいというゆるい気持ちが続けるコツです。
日記が嫌になるのは1日でも書けなかった日があると重大な欠落があると考えてしまうことにあるのではないでしょうか?
毎日書かないといけないと考えていると1日書かなかっただけで継続の糸がプツンと切れてしまいがちです。
もし日記をつける目的が「ライフログ」だけであったとしたら、確かに書いていない日があることは欠落かもしれません。
しかし前述のように主に自己成長を目的として日記をつけるのであれば毎日でなくても全く問題ありません。
毎日書くことは理想的です。しかし旅行などで日記帳を持っていっていない場合や病気で寝ている日などで書くことが困難な日もあるでしょう。
ですから書きたいことがある日に書くというスタイルがお勧めです。
1日1行だけでもよい
それでも日記は毎日がよいという人は1日1行でもよいという気持ちで習慣づけしましょう。
最悪「今日は何も書くことがない」と書いてもよいと思います。とにかく習慣付けです。
そのようなゆるい気持ちで日記帳を開くと案外書くことがあるものです。書き始めたら止まらなくなったということもあるでしょう。
スマホを活用する
机に座って日記を書くのが面倒な日はスマホのテキストメモを活用し、後日ノートに書き写すとよいでしょう。
スマホのテキスト入力も面倒くさい日は音声入力を使いましょう。とりあえずのメモには音声入力が便利です。多少の誤変換は気にせず吹き込みます。
スマホアプリの日記帳を活用し全てをスマホに入力するという方法もありますが、紙の日記帳のほうが読み返す機会が多くなると思いますので、私は原則紙の日記帳をお勧めします。
ネガティブなことを書いてもよい
自己成長のために日記をつけると考えるとネガティブなことを書くのは厳禁な気がしてしまいますが、そんなことはありません。
自分の感情は吐き出してしまったほうが得策です。無理やり閉じ込めてしまった感情は自分の中に蓄積していくと言われます。日記は感情を開放するよい手段です。
おすすめの日記帳
日記帳は自分の手に馴染んで愛着が持てるものがよいです。個人の好みが分かれるところなので、ずばりこれがよいというものはないのですが、1点だけアドバイスがあります。
それは最初から日付が入った日記帳は避けたほうがよいということです。
前述したように日記は毎日つける必要はありません。書きたい日に書くというゆるいやり方が続けるコツです。
そのような使い方をする場合、最初から日付が入った日記帳は天敵です。書かなかった日が空白となり気になってしまうからです。
また日付が入った日記帳だと1日の書く分量に制限ができてしまうということも難点です。
日によっては書きたいことが数行ということもあるし数ページ書きたいという日もあるでしょう。日付が入っていると柔軟に対応ができません。
参考までに私が日記帳として使っているノートはこちらです。紙質がよく1ページが4日分に区切られていて分量がちょうどよいです。