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小学生から始める株式投資【子供に1億円の資産を残す方法】

株式投資

親であれば誰でも子供に財産を残してあげたいと思うものです。でも、なかなかその余裕がないという方も多いでしょう。

仮に今財産がなくても子供に資産を残す方法があります。それは子供に株式投資を教えてあげることです。

子供に株式投資?と怪訝に思う方もいらっしゃるでしょう。しかし株式投資は子供の頃に始めると、かなり成功しやすくなります。大げさではなく、億単位の資産を作ることも夢ではありません。

子供の頃から株式投資を初めて億万長者になった人

世界で最も著名な投資家の、ウォーレン・バフェット氏は11歳から株式投資を始めました。世界一の大富豪、カルロス・スリム氏は12歳で株式投資を始めました。

彼らも最初は現在のお金にして数万円程度から投資を始めています。それが現在では数兆円の資産になっています!

もちろん誰もがここまで成功できるわけではありませんが、2人にとって共通の成功要因がありました。それは時間です。

株式投資には価格変動というリスクがあります。そのために株式投資を嫌う人もいます。

しかし株式投資を長期で考えると、株価は基本的に右肩上がり傾向にあり、リスクを大幅に軽減することができます。

SP500チャート
※上記はS&P500の長期チャート

時間は株式投資成功の最も重要なファクター

1年や2年、あるいは5年程度の期間で見たとき、購入した株式が買値より下がってしまうということはままあるでしょう。

でも株式投資は本来、1年、2年の短期間で考えるべきものではありません。10年、20年の長期で考えるのがふさわしいものです。

前述の通り、株式は短期では上下動の変動があるものの、長期で見ると株価は上昇する傾向にあります。時間と共に企業価値が蓄積されていくからです。

株式投資のよいところは、誰かが得をすると誰かが損するゼロサムゲームではなく、企業価値が上がると、株主全員が利益を享受できる点です。

若いという理由だけで株式投資は成功しやすくなる

株式投資は時間が成功のキーファクターです。

大人には、例えば40歳を過ぎた大人には、10年という投資期間は長すぎると感じます。人生も折り返し地点を過ぎると、10年後という状況が確かなものとして見えにくくなるからです。

でも子供の場合、10年後も20年後も輝ける未来の延長です。株式の短期的な値動きに一喜一憂することなく、数十年株の値上がりをじっと待つことはそれほど難しいことではありません。

10歳から株式投資を始めれば、成人になるまでには10年間もの投資期間があります。

シミュレーション1:毎月1万円10年間投資

子供が10歳の頃から、毎月1万円ずつ株式投資して10年間運用した場合、どうなるか見てみましょう。

金融庁の資産運用シミュレーションを使います。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

運用利率は3%と仮定します。運用利率3%というのは現在の銀行預金金利の100倍以上ですが、株の場合、配当金だけで3%程度は普通ですから、株の値上がりも考えると運用利率3%は十分に見込める数字です。

・毎月の積立額:1万円
・想定利回り:3%
・積立期間:10年

月1万円複利3%10年間運用シミュレーション

積立金額120万円、運用収益19.7万円、合計資産139.7万円となります。

想像より多かったでしょうか?少なかったでしょうか?記事タイトルで億万長者を目指そうと言った割には少ないと思ったでしょうか?

1億円達成シミュレーション

ではもっと時間を味方につけてみましょう。10歳から投資を始め40歳まで30年間投資を続けます。投資額も月5万円に増やします。運用利率はS&P500の過去30年平均利率に近い10%を使います。

・毎月の積立額:5万円
・想定利回り:10%
・積立期間:30年

1億円達成シミュレーション

そうすると驚くべくことに30年後の資産額は1億1千302万円です。月5万円の積立が30年後に1億円を突破するのです。これなら40歳でのアーリーリタイアも夢ではありません。

もっと驚くのは1億1千302万円のうち、8500万円超が運用益だということです。元本は1800万円に過ぎません。運用利率が高くなると複利の効果は莫大なものになります。

今後も年平均10%の運用利率が続くかどうかはわかりません。ただ少なくても株式投資を続けることで、期待以上の果実を得られることは間違いないでしょう。

親が子供にできる最高の行いの1つが株式投資口座を作ってあげること

そうは言ってもいきなり株式投資は敷居が高いと感じる人も多いでしょう。そこでお勧めなのは、まずは子供用の証券口座の開設をしてみることです。

実際に投資するかは別のタイミングで判断すればよいと思います。口座さえ作っておけば、いざという時にすぐに動けます。例えばお子さんが自分のお小遣いの一部を投資に充当するということもできるようになります。

私の子供もお年玉などを株式投資の購入原資にあてて、配当金生活を楽しんでいます。

中学生の息子が株の配当金でワイヤレスイヤホンを購入した話【3つのマネー教育】

また株式投資には何十万円も必要だと思われている方もいらっしゃるのですが、証券会社によっては100円からの投資も可能です。