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株初心者だからこそ成功しやすい【年60%のパフォーマンスを達成する銘柄選択5つの基準】

成功して高級マンションに住む男性

「私は株の初心者です。たくさんある株の中から何を買えばよいのかわからないです」というお悩みに回答します。

株式投資で資産1億を目指している、だいご@come-outです。
私は簿記1級を取得していて、その知識を生かして株式投資をしています。

それだけでなく、小学5年生の息子にも貯めたお年玉で株式投資をさせています。代わりに運用してあげ、ここ1年間で60%増!のパフォーマンスで息子は大喜びです。

一方で私自身が運用している株式のパフォーマンスは20%増加程度でしたので、子供用に選択した株と同じものを買っておけばよかったと悔しい思いもありました。

ここに株投資初心者だからこそ成功できるヒントがあるような気がします。

年60%増のパフォーマンスが達成できた要因

株価チャート

私が子供に株式投資をさせるにあたって説得した言葉が

株は長期的にみれば上がる可能性がとても高い。君が社会人になるころには投資した株が2倍になっていても不思議はない。しかも、毎年配当金がもらえるんだよ

というような内容でした。

かなり端折った説得の仕方でしたが、子供はやる気満々(お金大好き!)、株式投資をすることになりました。

そのため親としての私の責任は重大です。損をすることは絶対にできません。そこで息子の株式投資の銘柄選びを次のような視点で行いました。

  1. 年々業績が伸びている、または安定している
  2. PERは10倍以下
  3. 自己資本比率が高い(70%以上を目安)
  4. PBRは1倍以下
  5. 配当利回りが2%以上

株初心者の方にとって、PER・PBR・配当利回りなど専門用語が出てきてわかりにくい部分があると思うのですが、要は石橋を叩いて渡るような銘柄選びです。

絶対に損をしない銘柄選びです。株式投資に絶対はないのですが、そう比喩できるような銘柄選びです。

結果としてこれがよい結果をもたらしているのではないかと思います。一般的に私を含めて株式投資をする人は毎年、できれば毎月株が値上がりして儲けたいと考えています。視点が短期です

そうなると株の銘柄選択は成長性が高い会社を選ぶことになります。成長している会社というのは人気が高く、PERやPBRといった株式指標に照らし合わせると割高なことが多いです。

成長性が高い会社は大きく上昇する期待値も大きいですが、一方で大きく値下がりするリスクも抱えています。

逆に大きなパフォーマンスを期待せずに石橋を叩いた運用を目指すと結果的に高いパフォーマンスを得られるような気がします。

なぜなら上記のような基準で選んだ株というのは極めて割安だからです。割安な銘柄は長期の時間軸では調整されて値上がりすることが多いのです。

年60%のパフォーマンスを達成する銘柄選択5つの基準

前述した銘柄選択基準の具体的な内容を解説します。

(1) 年々業績が伸びている、または安定している

特に重視しているのが売上の伸びです。少しずつでも売上が伸びていることが大事です。

一方、利益のほうはそれほど重視していません。原材料高騰による原価の上昇、天変地異による特別損失など一時的な要因もあるからです。

(2) PERが10倍以下

PERは Price Earnings Ratioの略称です。株価収益率と呼ばれます。

PERは「時価総額÷純利益」で求められます。あるいは「株価÷1株当たり利益」で求められます。

PERが10倍であれば10年分の利益で投資金額(株価)が回収できるということです。PERが20倍であれば20年で回収できるということです。PERは低いほうが割安と言えます。

(3) 自己資本比率が高い

自己資本比率が高いということは銀行からの借り入れ等の借金が少ないということです。倒産リスクが少ないと言えます。私は自己資本比率が70%以上を目安に投資しています。

(4) PBRが1倍以下

PBRはPrice Book-value Ratioの略称です。株価純資産倍率と呼ばれます。

PBRは「株価÷1株当たり純資産」で求められます。ですからPBRは低いほうが割安と言えます。

株式市場ではPBRが1倍以下という会社がゴロゴロあります。純資産よりも株価が低いということです。

例えばPBRが0.5倍というのは、わかりやすく言えば100円の価値のものが50円で販売されているということです。

100円の価値のものが50円で販売されていたらお買い得ですよね。PBRが1倍以下というのはお買い得な株ということです。

ただしPBRが1倍以下の会社の中には、業績が悪く今後も期待ができず株価が低くなっていることもあります。

PBRの分母である株価が低くなるとPBRも低くなります。割安そうに見えますが、業績不振が原因での低PBRには要注意です。

PBRだけでなく、ここで述べているようなPER、自己資本比率といった他の指標と合わせて判断する必要があります。

(5) 配当利回りが2%以上

成長している会社の中には株主には配当金を出さずに再投資に回す会社もあります(代表的なのはAmazon)。再投資による成長で株価が上昇し、株主は配当金以上の利益を得られることもあります。

しかし株初心者の方は配当金がある会社がよいと思います。配当金があれば株が値上がりをしなくてもじっと株を保有し続けることが苦痛ではなくなるからです。

じっと待つ姿勢が結果として高いパフォーマンスをもたらします。

長期で気長に待つ姿勢が結果として高いパフォーマンスを生む

私が息子に株式投資を勧めた理由は、お年玉を無駄に使ってしまったり、単に銀行に預金しておくより資金運用したほうが得だということを教えたかったからです。

高いパフォーマンスを得ることよりも安全に運用することを第一に考えています。

しかし結果としてそのような丹念に割安株を長期で保有する姿勢が高いパフォーマンスを生んでいるように思います。これは株初心者の方にとって大きなヒントになると思います。

株は人気投票と言われます。株価が高い企業が業績がよいとは限りません。逆に株価が低迷している会社が業績が悪いとは限りません。

丹念に四季報等で情報収集すると、よい業績なのに株価が低い企業が見つかります。

そのような割安な株を長い目で投資をすると成功しやすいのではないでしょうか。