先日瞑想中に、「ござる」、「そなた」などの耳慣れない言葉が頭をこだましていることに気がつきました。これらの言葉は最近読んだ歴史小説に出てきた言葉です。
瞑想中は心を鎮めるので、今自分が何を考えているのかが浮き彫りになります。
私はこれらの言葉が浮かんだことに驚愕しました。歴史小説は気軽なエンタメとして読んでいて深い印象はありませんでした。それにも関わらず、そこで目にした言葉が心に残っていたわけです。
普段目にしたり耳にしたりする情報は想像以上にあなたの心に影響を与えます。今回のテーマは情報(言葉)と心の関係についてのお話です。
瞑想であなたの思考を浮き彫りにする
瞑想について簡単に触れておきます。瞑想では思考(心)に意識を向けます。
瞑想で思考に意識を向けると、呆れるほど多岐にわたることを考えているのがわかります。
心配事、今日すべきこと、昨日友達とおしゃべりした内容、はたまた10年以上もの前の出来事に対しての反省だったりと際限がありません。
普段の生活では意識は心だけに向いているわけではないので、自分が何を考えているのかは自分でもハッキリとはわからないものです。瞑想をすると自分の心の状態に気がつけます。
今考えていることがこれからのあなたを形成します。もし望ましくないことを考えているのであれば修正が必要です。
毎日5分でもよいので誰にも邪魔をされない場所で姿勢を正して自分の思考を観察してみましょう。
普段目にするもの耳にするものが心に影響を与える
誰でも心は穏やかに平和にありたいと思っているでしょう。でも実際には心配事や他人に対しての怒りや妬みで心がいっぱいになっているということはありませんか?
意志の力だけでは制御できないのが思考(心)です。心を平和に保つにはインプットする情報に気をつける必要があります。
芸能人のゴシップニュースに夢中になったり、他人のうわさ話を興味津々で聞いていないでしょうか。あるいは暴力的なテレビや悲劇的なニュースを好んで見ていないでしょうか。
毎日ファーストフードばかり食べていれば身体の健康を損なうのと同じように、毎日ネガティブな情報に触れていると心の健康を失ってきます。
ゴシップニュースは楽しいかもしれませんが、情報は心の栄養分と考えると見るのを控えたくなるのではないでしょうか。
能動的、受動的に関わらず、自分が目にするもの、耳にするものには注意を払いましょう。そしてネガティブな情報からはできるだけ距離を置くようにしましょう。
心を豊かにする本を毎日読む
ネガティブな情報を排除するのと同時に、心を豊かにする情報をインプットするようにしましょう。
毎日の習慣にすることが大切です。身体の健康が1日では作られないように心の健康も毎日の蓄積が必要です。
心を豊かにする本を毎日読むようにするようにしましょう。何度も繰り返し読みましょう。半年、1年もするとあなたの心の状態の変化に驚くでしょう。