物事をプラス思考で考えれば成功すると聞いて、日々心がけているのに相変わらず自分の人生に変化はないと感じることはありませんか?
実は、人間というのはプラス思考だけでは絶対に成功しない仕組みになっているのです。成功の秘密は感情にあります。
私たち人間はプログラムでできている
私たちはプログラムでてきています。
もちろん、コンピュータのようなプログラム言語で作られているわけではありませんが、情報というインプットに対して、プログラムで処理して、結果をアウトプットするというプロセスは同じです。
人間のプログラムの場合、「出来事」というインプットに対して、「行動」というアウトプットを行います。
私たちは、各人がそれぞれに固有のプログラムを持っています。ですから、同じ出来事に対して、人によって異なる行動を取り、結果が違ってくるのです。
成功を志向するプログラムを持っていれば、成功という結果を生み出し、失敗を志向するプログラムを持っていれば、失敗という結果を生み出します。
これは事実です。
失敗を志向する人など誰もいないと思われるかもしれません。もちろん、失敗を望む人など誰もいないでしょう。
しかし、本人は成功したいと考えていても、その人のプログラムは失敗を志向しているというケースがあります。というよりも、大多数の人がそうです。
そのため、成功するぞという強い意志があっても失敗してしまうのです。
では、プログラムを変更すればよいのでしょうか?
そうです。失敗を志向するプログラムから成功を志向するプログラムに変更すれば、誰でも自動的に成功するようになれます。
プログラムの変更には感情の力が必要
しかし、このプログラム変更は簡単ではありません。
コンピュータのように、理論的に考えることによって、プログラム言語を変更することはできないのです。
人間のプログラムは、成功体験や失敗体験といった過去の経験から無意識に形成されるセルフイメージでできています。セルフイメージは無意識に形成されるために、意志の力だけでは変更できないのです。
記事タイトルでテーマとして掲げた、「プラス思考だけでは成功できない」というのは、プラス思考には感情が伴っていないからです。
意志の力だけでは、無意識のプログラムには勝てないのです。
成功する人はますます成功し、失敗する人はますます失敗するメカニズムとは?
成功する人はより成功を引きつけ、失敗する人はより失敗を引きつけます。
このメカニズムは、人間のプログラムが自動更新プログラムだからです。
成功を志向したプログラムを持っている人の場合、何をしても成功しやすいため、その成功体験がフィードバックされ、成功のプログラムを強化します。
失敗を志向したプログラムを持っている人の場合、何をしても失敗しやすいため、その失敗体験がフィードバックされ、失敗のプログラムを強化します。
失敗志向のプログラムを持っている人は、このプログラムを上書きし、成功のプログラムに変更しなくてはいけません。
どうやってプログラムを変更するか
自分に備わっている自動プログラムを変更するにはいくつか方法がありますが、この本がお勧めです。