引き寄せの法則ではよいことを考えればよいものが引き寄せられるとされています。
それなのに、思考を変えても状況が全然変わらないという悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
実は引き寄せの法則が働くまでには時間がかかります。引き寄せの法則で状況を変化させるためには、思考を習慣のレベルで変えていく必要があるからです。
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あなたの思考の性質はすぐには変えられない
ネガティブな思考が習慣になっている人が、引き寄せの本を読んで今日1日ポジティブに思考しても、その人の根本は変化しません。それまで何十年間とネガティブに考えてきた思考が蓄積されているからです。
1日やそこらポジティブな思考を心がけても、油断するとすぐにネガティブな思考に戻ります。それが習慣の力です。
思考の性質を変化させるには最低1ヵ月
人が新しい習慣を身に着けるには3週間かかると言われます。
ずっとネガティブな思考だった人がポジティブな思考が自然にできるようになるまでは、少なくても1ヵ月はかかると考えておいたほうがよいでしょう。
自分の思考を見張る
ポジティブな思考を習慣化させるためには、自分の思考に意識的になる必要があります。
ネガティブな思考が習慣化されている人は、油断しているとすぐにネガティブな思考が浮かんできます。これまでの過去の思考の蓄積が自動再生されるのです。
だから自分の思考に意識的になり、ネガティブな思考が浮かんできたら、「あ、今自分はネガティブな思考が浮かんでいる」と気がつけるようになりましょう。
浮かんでくる思考を無理に消す必要はないです。浮かんでいる思考に意識的であればそれに影響を受けることはありません。
この当りはセドナメソッドやヴィパッサナー瞑想が参考になると思います。
思考を見張るって大変じゃない?
実際、自分の思考を常に見張るのは大変ですが、それだけの価値があります。
新しい思考に慣れるためには時間がかかりますが、継続していれば習慣となり、いつしかその思考があなたにとっての当たり前になってきます。
車の免許を持っている人は過去を振り返ってみて下さい。
車の運転も最初は全神経を集中していた時期があったと思います。でも、1年もすれば鼻歌を歌いながら運転できるようになります。
運転をしているという努力はほとんど必要なくなります。これが潜在意識の力です。
引き寄せの法則は思考の習慣と同期する
新しい思考を継続しているとそのうち違和感がなくなってきます。そのとき、状況は確実に変化します。
引き寄せは今の思考というより、思考の習慣、傾向と同種のものを引き寄せると考えたほうがよいでしょう。
引き寄せの法則がすぐには働かない合理的な理由とは?
仮に今思考していることがすぐに反映されたら大変です。
だれでもネガティブになることはあります。そのたびにネガティブな出来事が引き寄せられたら大変ですよね。
だから一時的な思考ではなく、思考の習慣に引き寄せの法則が働くのは合理的な仕組みです。
安易な引き寄せ本が引き寄せを難しくしている
引き寄せの法則について書かれている本のなかには、自分の思考を変えればすぐにでも状況が変わるように思えるような書き方がされているものがあります。
読書のモチベーションを上げるためにそのように書かれているのかも知れません。
でもそのことが、引き寄せの法則を試そうとしている人をがっかりさせているような気がします。
本にはすぐに変化が起こると書いてあるのに変わらないじゃないかと。
だから引き寄せの法則には時間がかかることを知っておくことは大事なことです。忍耐強く引き寄せの法則に取り組めるようになります。
そもそも引き寄せの法則で個人的な利益を得ようとするより、本質的に自分がどうありたいかと考えることが大事だと思います。
本質が変われば必ず状況は変わります。