投資

高金利通貨のFXは突然の取り扱い中止に注意しよう

困難な道

株式投資で資産1億を目指している、だいご@come-outです。
株式投資の他にFXもしています。

FXの魅力の一つとしてスワップがあります。特に南アフリカランド、メキシコペソ、トルコリラなどは軒並み年率5%を超え、日本の低金利に慣らされた私たちにとって信じがたい高金利です。

FXのトレードの中でスワップ派というものがあります。含み損が出ても長期でスワップで回収していくという方針です。レバレッジを低くすればそこそこ機能する戦略です。

しかしこのスワップトレード、特に高金利通貨のマイナー通貨でスワップ目的のトレードをする時に注意したいのが、突然の取り扱い中止です。

FX業者は突然に取り扱い中止を行うことがある

これ、実は数年前の私の苦い経験からお話ししています。

当時、あるマイナー通貨ペアでスワップ目的のトレードを行っていました。含み損はあるものの、そこそこのスワップが得られていたのでレバレッジを低くして長期保有で回収しようとしていました。

そこにFX業者から1枚の封書が届きました。内容は私がトレードしている通貨ペアの取引を中止するというものでした。

「3カ月以内に保有しているポジションを決済して下さい。期日までに決済されないポジションは強制決済されます」

超焦りました。他のFX業者にそのままポジションを移せないか調べてみたのですが、そのようなことはできませんでした。

最後の期待は期日までに含み損ができるだけ解消することでしたが、そのような祈りは通用せず、泣く泣く巨額の損失を出して全てのポジションを決済しました。

ちなみに私が使っていたFX業者は大手です。大手なので安心していたのですが、通貨ペアの取り扱いに関しては大手であろうが関係はないようです。

なぜ通貨ペアの取扱いが中止されることがあるのか?

トレード量が少なくてFX業者が儲からない時

私が体験した通貨ペア取り扱い中止の理由がこれです。トレードしていた通貨ペアはそれぞれ単独の通貨としてはマイナーではなかったのですが、ペアとしてはトレード量が少なかったようです。

多様な通貨ペア取り扱いを売りにしているFX業者もありますが、多様であることは業者にとってもコスト負担が大きく、突然の取り扱い中止になるリスクがあることを忘れてはいけません。

流動性が確保できない時

政局が不安定などで十分な通貨の流動性が確保できない場合も取り扱い中止になるリスクがあります。

トルコリラもすぐにということはなさそうですが、政局のがさらに悪化した場合、最悪取り扱い中止もあり得るでしょう。

通貨ペア取り扱い中止への対応策

最悪ゼロになってもいい金額だけ証拠金に入れる

スワップ目的のトレードは下手をすると泥沼になりがちです。含み損が大きくなるとナンピンして平均取得単価を下げたり、証拠金を積み増ししたり。

しかしこの方法だと通貨ペア取り扱い中止に伴う強制決済があった場合、かなりの被害を受けることになります。

高金利通貨のスワップ目的のトレードをするなら、最悪証拠金がゼロになってもよいという金額でやったほうがよいでしょう。

オーストラリアドルでスワップ取引をする

メジャー通貨ながらオーストラリアドルは高金利通貨です。スワップ目的のトレードをするなら一度オーストラリアドルを検討してみましょう。

オーストラリアドルであっても取り扱い中止になる可能性はゼロではありませんが、まずそのようなことは考えにくいです。