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アフィリエイト成果が承認されない8つの理由【広告主が教えます】

ストップ

「アフィリエイトで成果が発生しても承認されないことがある。どうして承認されないのだろうか?広告主が故意に承認しないということがあるのだろうか?」という疑問にお答えします。

アフィリエイトで成果が上がっても最終的に否認されてしまう場合がありますよね?

成果否認理由については教えてもらえないため、アフィリエイターとしては「どうして否認されたのだろうか?」ともやもやが残ってしまいます。

あまりに承認率が悪いと、広告主がコストを削減するために故意に否認しているのではないだろうか?と疑う気持ちさえ芽生えてきます。

僕は会社でネット通販のプロモーションの仕事をしています。今日は広告主の立場から、広告主がアフィリエイト成果を承認しないケースを8つご紹介します。

あくまで私が担当している商材での事例ですが、アフィリエイターの方にとって参考になるのではないかと思います。

アフィリエイト成果を承認しない8つのケース

私が担当している商材のアフィリエイト成果承認率は、月によって少し異なりますが、おおむね80~85%です。

これが他の商材と比べて高いのか低いのかわからないのですが、次に挙げる7つの理由によって承認率が100%になることはありません。

1.システム上のエラー

1つの注文に対して、アフィリエイトASPの管理画面上ではアフィリエイト成果が2つ計上されていることがあります。

システム上のエラーなのですが、広告主側が「否認」という作業を行う必要があります。そのため、見かけ上の承認率が下がります。

このシステムエラーによる二重計上はそれなりの率で発生します。広告主としては承認率に影響するのでシステム上で修正をしてほしいところです。

2.注文キャンセル

お客様が注文をキャンセルした場合や重複注文は否認となります。注文キャンセル理由として多いのが「後払いの審査に通らない」ことです。

その他、銀行振込のお客様もキャンセルになることがあります。注文後にいざお金を振り込もうとするタイミングで気が変わってしまうのでしょう。

3.重複注文

重複注文の原因として多いのは「注文完了メールが届かなくて再度注文してしまった」などです。

4.返品

返品があった場合、アフィリエイト成果を否認させていただいております。これは商品の力不足が原因であるため、アフィリエイターの方に申し訳なく思う瞬間です。

5.いたずら注文

住所や電話番号、メールアドレスがでたらめのいたずら注文が時折あります。いたずら注文はポイントサイト経由が多く、自己のポイントを取得するためと思われます。

また残念ながら、アフィリエイターさんが自己のサイトのアフィリエイトリンクを踏んで偽注文を行うケースも少ないながら発生しています。

6.異なるアフィリエイトASPでの重複成果

広告主が一つのアフィリエイトASPだけを使ってる場合(例えばA8さんだけ)、重複成果という現象は起きません。

同じアフィリエイトASPのタグの場合、最終リンクが踏まれたサイトの成果のみが計上される仕組みだからです。

例えばお客様がサイトAでタグ(A8)を踏み、その後、サイトBでタグ(A8)を踏んだ後に購入された場合、サイトBの成果となります。

しかし、広告主が複数のアフィリエイトASPを利用している場合、事情が異なります。

お客様がアフィリエイトASPが違うサイトのタグを踏んでから購入された場合、それぞれのASPで成果としてカウントされます。広告主からすると重複成果(二重計上)となります。

例えばお客様がサイトCでタグ(A8)を踏み、その後、サイトDでタグ(afb)を踏んだ後に購入された場合、サイトC、サイトDともに成果として上がってきます。

この場合、業界の習わしでリンクが踏まれた時間が遅いASPを承認して他のASP分を否認しています。上記メモの例で言えば、A8さんで登録しているサイトCの分を否認することになります。

私の会社で否認をする理由として最も多いのが、この異なるASPでの重複成果です。

異なるASPを一つのタグで計測するワンタグを導入すれば解決できるのですが、ワンタグ導入にもランニング費用が発生するため導入を見合わせています。

7.リスティング違反

ほとんどの会社が商標や会社名でのリスティングを禁止しています。私の会社でもそうです。

リスティング違反によるアフィリエイト成果は否認対象です。それだけでなくリスティング違反を発見した場合は提携も解除させていただいております。

禁止
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8.登録サイト以外での成果

アフリエイトリンクを承認されたサイト以外で使用した場合、成果が上がっても否認されることがあります(広告主のポリシーによります)。

複数サイトを運用している場合、それぞれのサイトで登録承認を得るようにしましょう。広告主としてはどのサイトで成果が発生したのか明確に把握しておきたいのです。

広告主が故意に承認しないことはあるのか?

アフィリエイターの方からみて成果の承認・否認はブラックボックスです。承認されないことが続くと「本当に正しく承認作業が行われているのだろうか?」と疑念がわくことがあるかもしれません。

しかし基本的にはそのようなことは心配しなくてよいと思います。承認率が悪化することは広告主にとってもよくないことだからです。

一定金額以上稼ぐアフィリエイターには承認率が開示されています。承認率の低い商材はアフィリエイターから相手にされなくなります。

広告主にとってはアフィリエイターとの信頼関係が大事な資産です。故意にアフィリエイト成果を承認しないということは個人的には考えられません。

それでもご自身が扱っている商材の承認率に納得がいかない場合は、ASPの営業さんに問い合わせてみるとよいでしょう。承認率の悪い商材については教えてくれます。

一定の成果を上げているアフィリエイターさんには広告主の承認率が開示されます。有力なアフィリエイターさんから目を向けてもらうためには高い承認率の維持が欠かせません。まっとうな広告主であれば、わざと成果承認をしないということはあり得えないでしょう。