人から好かれたいというのは、誰もが望むことだと思います。人間関係をよくすることは、社会生活の基盤だからです。
人から好かれるためにどうすればいいか悩んでいる方も多いでしょう。人との話題を増やすために雑学を仕入れたり、快活な性格になろうと努力をしているかも知れません。
しかし、人から好かれようと努力をしなくても、たった一つのことを心がけるだけで、誰でも好かれる人になれるのです。
今日は、好かれる人になるための、とても簡単で誰にでもできる、しかしとても効果のある方法をご紹介します。
他人からどう扱われるかは、自分が自分のことをどう扱っているかで決まる
セルフイメージによって、他人が自分に反応する態度が決まります。とくに子供のときは、この傾向が顕著です。
引用: ドクターモルツの自分を変えるイメージプログラム
あなたは自分のことが好きですか?
自分のことが好きではないという人は、自分のことを大切に扱っていない可能性があります。
自分のことを大切に扱っていないと、目に見えない形で、他人に対して、「自分のことを大切に扱わなくていいよ」というメッセージを発していることになります。
そのため、自分のことを好きではない人は、他人から嫌われたり、無視されたり、むげに扱われたりするのです。
自分のことを好きはない人というのは、こんなことができない自分なんて嫌いだ、こんな性格の自分なんて嫌だ、と自分の潜在意識に対して絶えずネガティブなメッセージを発しています。
繰り返し自分に伝えられるメッセージは、潜在意識に深く浸透し、嫌われる自分ということがセルフイメージとなっていきます。
セルフイメージは必ず現実世界で体現しますので、実際の社会でも、他人から嫌われる人になるわけです。
反対に、自分のことが好きであれば、潜在意識(もう一人の自分と言い換えてもいいかも知れません)に好きであるというメッセージを送ることになり、結果として「他人から好かれる人」というセルフイメージになります。その結果、実際の社会でも、他人から好かれる人になるわけです。
人から好かれようと思ったら、他人のご機嫌を取るのではなく、自分自身に対してやさしく思いやりをもって接することが大事です。
自分のことを好きになる2つの方法
他人を褒める
他人から好かれる人になるためには、自分が自分のことを好きになる必要があるとわかっても、自分のことを好きになることが難しいと感じる方もいるかも知れません。
どうせ自分なんて駄目な人間なんだ、いいところなんか一つもないと自分に対して厳しく接することが習慣になっています。
そういう人はもしかして、他人に対しても同じように接している可能性があります。他人の欠点ばかりが目についてしまうのです。
その習慣から抜け出すために、他人を褒めることから始めましょう。口に出して褒めることがベストですが、それが恥ずかしくて難しいのであれば、心のなかで他人のいいところ探しをしましょう。
他人を褒めることを通じて自分を褒めることにつながります。
無理にでも他人の褒めるところを探していると、心が清々しい気持ちになります。
自分自身を他人だと考える
もう一つの方法が、自分自身を他人のように見つめて、しかも赤ちゃんや子供のように思うのです。
たいていの人は赤ちゃんや子供に対してはやさしく寛容的な気持ちで接することができます。
赤ちゃんや子供が何かにチャレンジして失敗しても、失敗に対して責めるのではなく、頑張るように励ますのではないでしょうか。
それと同じように、自分の行動に対して、できなかったことを責めるのではなく、できたことに対して褒めるようにしましょう。どんなに些細なことでも構いません。
例えば、電車でご老人の方に席を譲ったら、自分に対して「やさしいね」と褒めるのです。
このような習慣で、必ず自分のことを好きになることができます。そしていつの間にか、自然と他人からも好かれる人になっていきます。