人生のあらゆる側面をよき方向に導いてくれると言われるセドナメソッド。自己啓発・セルフヘルプ系の書籍で私が最も影響を受けた書籍です。
このセドナメソッドで人生が変わった人も多いかと思います。一方、セドナメソッドの効果がイマイチ実感できない、自分のやり方は正しいのだろうかと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
やり方で悩むのは恐らくセドナメソッドの書籍には最も大切な本質が省略されてるからです。大事な点が書かれていないためこのやり方で正しいのだろうかと迷いが生じてしまいます。
今日ご紹介するセドナメソッド創始者の実話を読むとセドナメソッドの本質が理解できるようになります。理解できることによってセドナメソッドの効果はとても高いものになります。ぜひご一読下さい。
セドナメソッドの効果を高めるコツ
セドナメソッド創始者の実話とは?
セドナメソッドの創始者の実話はレスターの物語と呼ばれています。
セドナメソッドの効果が感じられない、メソッドを上手く使えている気がしないという方は、このレスターの物語を読むとよいと思います。
この物語の中で、創始者レスター・レビンソンさんがセドナメソッドを使って、死の淵から健康を取り戻し、精神的な自由を得、当然の結果として物質的な満足を獲得する変化が書かれています。フィクションのような奇跡の連続です。
そしてレスターさんがどのようにしてこのメソッドを生むに至ったかということが詳細に書かれています。いわばセドナメソッドの誕生物語です。
そして実のところセドナメソッドというのはレスターさんが実際に使っていた手法ではありません。レスター・レビンソンさんが心の開放(それに付随した物質的な豊かさ)を得た方法を一般の人向けに手順化したものがセドナメソッドです。
ですからレスターさんが経験してきたことの本質を理解しておかないと、セドナメソッドの形式にとらわれて効果が得られにくいことがあるような気がします。
逆に言えばレスターの物語を読んで本質を理解すればセドナメソッドの本を読む必要すらないかもしれません。
レスターの物語(セドナメソッド)の本質とは
レスターの物語の本質は「反抗心や怒り、嫌悪の感覚を(自分のために)愛に変えること」です。
負の感情を相手ではなく自分のために愛の感情に変えていくことです。自分の心を見つめ、それができるのであればセドナメソッドの手順は不要です。
しかし普通はいくら自分のためと言っても大嫌いな人のことを愛するということは難しいですよね?
そこでセドナメソッドの登場です。レスターさんは「嫌悪の感情を愛に変えられるだろうか?」と自問したわけですが、セドナメソッドでは「この感情を手放せるだろうか?」と自問することになっています。
憎しみを持った相手のことを愛することに比べれば、憎しみの感情を手放すことのほうが易しいからだと思います。
私自身もレスターの物語を知る前はセドナメソッドで負の感情を手放してきました。それはそれで十分な効果がありました。
しかし「この感情を手放せるだろうか?」という自問よりも「嫌悪の感情を愛に変えられるだろうか?」という自問のほうが強烈です。
強い感情が沸き起こります。「相手を愛することなんてできるわけないじゃん!絶対許さない(この感情を手放さない)!」という心の声が聞こえてきます。
この心の声が消えるまで自問を繰り返します。これはセドナメソッドよりも苦しい手順です。苦しい分だけ得られる効果も高いと感じます。
セドナメソッドを効果的に使うために理解しておくべきこととは?
「嫌悪の感情を愛に変えられるだろうか?」という自問は効果は高いですが、かなり苦しいプロセスです。
だからこそたいていの人にとってはセドナメソッドがよいのだと思います。
セドナメソッドは4つの手順から成り立っています。
- 湧き上がった感情を観察する
- 「感情を認めることができますか?」と自問する
- 「感情を手放すことはできますか?」と自問する
- 「いつ手放しますか?」と自問する
この中で理解が難しいのが感情を観察する・認めるというステップの意味ではないでしょうか?
本来、感情とあなたは別のものです。しかし例えば怒りで頭がカンカンになっている時というのは感情とあなたが一緒になっています。この時あなたはエネルギー源と切り離されています。
しかし怒りの感情を積極的に味わおうとすると、感情とあなたが切り離されて、あなたが観察者になっています。そうするとスーッと感情が消えていきます。
さっきまでの怒りは何だったのだろうと思うときもあります。感情が強い場合は一度では消えない場合もありますが、繰り返していけば消えていきます。
私の感覚としては手順③と④はほとんど不要です。手順①と②の感情を観察・認めるでたいていの感情は消えていきます。
人は簡単にできるもの、値段の安いものを軽視する傾向がありますが、そのためにセドナメソッドの価値を軽んじてしまうようなことがあるとすれば、人生の損失だと思います。