目標実現

サードドア: 精神的資産のふやし方のレビュー【精神的資産増えました!】

レディガガ

何のコネクションもない状態で、イチローにインタビューしないといけないとしたらどうしますか?イチローじゃなくても構いません。ホリエモンでもいいです。誰もが知っているような有名人に成功の秘訣を教えてもらうためにインタビューをしないといけないとしたらどうしますか?

サードドアの著者、アレックス・バナヤンさんは大学1年生の時、まったくコネもない状態から世界の成功者たちへインタビューをする旅にでかけます。

コネなしでどうやってレディー・ガガにたどり着いたのか?

著者が世界の成功者たちへインタビューをする旅を決意したきっかけは悶々とした学生生活、このままで自分の人生はよいのだろうかという焦燥感からです。それを打ち破るために成功者へインタビューすることを決意します。

最終的にはビル・ゲイツ、レディー・ガガのような信じられないような人たちにインタビューしたり、中には彼のメンターになってくれるような人まで現れているのですが、そこまで至るまでの道がめちゃくちゃ面白い。月並みな表現ですが、山あり谷ありです。

この本を読んで勇気づけられるのは、この人はものすごい数の失敗もしていて、それも包み隠さず本に書いてくれていることです。何度トライしてもだめだったこと、あと少しで手が届くところでだめになってしまったことが本には含まれています。

成功のエッセンスだけを集めた本はわかりやすいですが、一方で自分にはこんなことできるだろうか?と距離を置きたくなってしまう本もあります。
この本は違います。ごく普通の大学生が目標に向かって進んだ時、人生がどんな風に変わっていくかが凝縮された本です。

私は本を読み終わったとき、Amazonレビューを見ることがあります。他の人がどんな感想を持ったのだろうと比較してみたいからです。この本に関しては「結局失敗しているじゃん」「若いからできるんだよね」というような感想がところどころに見られました。

しかし私は思うのです。失敗談こそ価値ある話ではないか。若さを言い訳に何もしないから何も変わらないのではないか。

私はこの本を子供に読ませたい本の一冊に加えることにしました。