「思考は現実化する」と言われるのにどうして自分の思考は一向に現実化されないのだろうか?という疑問にお答えします。
こんにちは、「昨日の自分より一歩でも成長を」がモットーの、ダイゴ@come-outです。
名著、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」に代表されるように、多くの成功者が、「思考は現実化する」、「考えたとおりの自分になる」と言っています。
このことは物理法則と同じで、例外なく誰にでも適用される事実であると言われます。
しかしながら、多くの人は目標を紙に書いて毎日読んだり、イメージトレーニングをしてもなかなか思考は現実化せず、法則の信頼性を疑います。
今日ご紹介する本は、なぜ思考が現実化するときとしない時があるのかを理論的に説明しています。著者の方は過去失敗を重ねながら成功された方なので、机上の空論ではなく、私たちが疑問に感じるような点を先回りして丁寧に回答し、真摯に向き合ってくれています。
思考が現実化しない理由
顕在意識と潜在意識の役割の違いは色々なところで聞く機会も多く、今さらと思われるかも知れませんが、著者が非常にわかりやすい説明をされているのでご紹介します。
「表面の意識」と「無意識」の力関係は、乗馬にたとえられます。「表面の意識」が騎手で、「無意識」が馬です。たとえば、騎手が「左に行け」と馬に命令しても、馬が右に行けば、馬に乗っているかぎり騎手も右に行ってしまいます。ですから、馬のクセを理解してトレーニングしなければ、馬を思い通りに動かすことができないのです。
これは「思考パターン」も同じです。あなたが思いを現実化するには、心の内にある無意識のクセ、言い換えると、心の内から生じた「思考パターン」を理解してトレーニングすることが必要なのです。
理性が支配する表層の顕在意識で「私は成功する」と思い込もうとしても、感情が支配する深層の潜在意識が「私は成功できる人間ではない」という信念を持っていれば、どんな行動を取ろうとも失敗へとつながります。
反対に、潜在意識レベルで「私は成功に値する人間だ」という信念を築くことができれば、導かれるように成功の道を歩むことができます。
潜在意識の信念を書き換える方法
思考が現実化しない理由の理屈がわかっても、どうやって潜在意識の信念をポジティブなものに変更できるかという課題があります。
私たちは、長い人生を歩む間に、親から、先生から、友人から、様々な人々からネガティブな言葉を受け取り、それが深く潜在意識に染み込んでいます。これを変更するのは容易ではありません。
著者はそのためには、「言葉のパターン」を変更することだと述べています。これはポジティブシンキングとは違います。普段発しているネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えるということです。
「言葉のパターン」が変わると、「感情のパターン」が変わる
「感情のパターン」が変わると、「思考のパターン」が変わる
「思考のパターン」が変わると、「行動のパターン」が変わる
「行動のパターン」が変わると、「結果のパターン」が変わる
「結果のパターン」が変わると、「人生のパターン」が変わる
言葉を変えると人生そのものが劇的に変化します。
著者はさらにマイナスの信念をクリアにして感情をフラットにするための習慣として、「感謝の言葉100日間プログラム」を提案しています。
感謝の効果は斎藤一人さんを始めとして様々な成功者が言及しています。何も失うものはなく、誰にでも簡単にできることです。「ありがとう」の言葉を習慣にしましょう。